帰ってきたなのフェイSSが一番!!
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第12話「八神部隊長の陰謀その12(SIDE:H)」
本格的に始まったなのはちゃんのお見合い。
せやけど、出だしから何とも雰囲気の悪い事で……
いくらイヤでも、そこまてイヤそうにせんでも良えのになぁ?
然るにこの否定的な態度は一体……
これがわたしの望む答えなのかそれとも……
まぁ何にせよ……
……もうちょっとお見合いらしくしてくれへんかなぁ? なのはちゃん。
『そ、そういえば高町教導官はどうして管理局に入ろうと?』
『入局した理由……ですか?』
『えぇ。差し支えなければ是非……』
『きっかけは、偶然だったんです』
『偶然……ですか?』
『はい。本当に偶然のきっかけだったんです』
『はぁ……』
『その偶然から、魔法を知る事になって、そして……』
『そして?』
『私にとって、掛け替えのない出会いをしたんです』
『掛け替えのない……出会い?』
『はい。その人と出会って、私の進みたい道が開かれたと言えるかも知れません』
『な、なるほど……』
『その人とは、色々あって離れたりもしたんですけど……、その後、再び大きな事件があって、その人と再開したんです』
『事件……ですか?』
『えぇ。色々とあって細かい事は言えませんけど。その事件で再開したその人や仲間たちと事件を解決した時に、気付いたんです』
『気付いた……ですか?』
『はい。私自身の魔法の意味と、進むべき道の答えを』
『それは、その人と関係するんですか?』
『そうですね。その人と共に歩みたいという気持ちもあったからだと思います。それと共に、自分の持っている力の意味と、使い方、導き方を決意する事が出来た事件でもあったと思います』
『なるほど』
『あの日、あの事件で色々と経験したから、私はこの場に居るのだと思います』
『そうですか……』
「なのは……」
「お~お~……嬉しそうに頬染めて」
「ねぇ、ティア。なのはさんの言う人ってひょっとして……」
「多分、フェイト隊長の事だと思う」
「……だよね」
「というか、フェイト隊長の反応がそう物語っているわけだし」
「だよね」
「何だかフェイトさん、本当に嬉しそうだね」
「うん。フェイトさん、幸せそう」
「まさに恋する乙女の表情やねぇ」
「なのはさんも、話す表情がそっくりですよね?」
「ホント、話してる様子がそっくりね」
「あら? 高町さんの言う人と言うのはハラオウン執務官の事なのかしら?」
「あ、はい。そうですけど」
「そう……」
「あの、どうかしましたか?」
「いえ、何でも。ただ、高町さんとハラオウン執務官とはどういう関係なのかしらと思って」
「どんなって……まぁ、古い親友ですね、わたしも含めて」
「どの割には2人の様子がおかしいみたいだけど……」
「……否定はしませんけど、本人は否定してますし」
「そう。だったら良いのだけど」
「どうかしたんですか?」
「いえ、高町さんが相変わらず乗り気じゃないのが気になったのでね」
「なるほど」
「でもまだ始まったばかりですし」
「もう少し盛り上がるまで待ってみてはいかがですか?」
「……それもそうね」
「ふぅ……ホンマ、どうなる事やら、このお見合い」
なかなか喰い付かないなのはちゃんに対して、お見合い相手の男性は話題を転換するためになのはちゃんが魔導師になったその理由と動機を尋ね出した。
その問いに対して、なのはちゃんはゆっくりと説明を始めた。
魔法に出会って、魔法を知って、そして出会った1人の女の子。
その時の出会いがなのはちゃんの運命を変えた。
そこから、色々とあってその時の事件は解決されて。
次の事件で共に戦って、共に事件を解決するために、一つの目的の為に頑張った2人。
その時の悲しい事件をきっかけに、進むべく道を見つけたなのはちゃんは、こうして魔法の世界に本格的に進み、後進の人達の為に教導隊としての道を進んできた。
そんななのはちゃんの言葉に、相手の男性は戸惑いを隠せずにいた。
まぁ、話してる間のなのはちゃんの恋する乙女な表情を見れば誰でもそう思うけど。
そしてこっちはこっちでなのはちゃんのそんな話に嬉しそうな恋する乙女と化したフェイトちゃんが……
いやもう、ホンマに2人ともいい加減に自分たちの感情に気付いてくれへんかな?
そう思わずにはいられないほどやった。
一方、なのはちゃんがあえて当人を口にしなかった事に対して、フォワードの4人はその女の子の存在がフェイトちゃんだと言う事に気付いた。
まぁ、2人の昔の話を知っている以上、すぐに察知出来るのは当然やろうね。
そして、それと共にフェイトちゃんが恋する乙女な様子になっている事も察したわけで。
自分の事を幸せそうに語るなのはちゃんに、フェイトちゃんはとても嬉しそうな表情をしていた。
そんな2人のそっくりな表情に、当然気付かないはずもないフォワードの4人とは違い、何も知らないキャシー統括官はなのはちゃんとフェイトちゃんの関係に疑問符を浮かべる。
流石にココまでのフォワードの子達の会話と、そしてわたしの反応を見ればそんな疑問符を浮かべるのは当然の事でもあるわけで。
とはいえ、これまでのバカップル2名の反応を知っているわたしは、キャシー統括官に古くからの親友ではあるけど、そういう関係では無い事を伝えた。
というか、キャシー統括官ってなのはちゃんとフェイトちゃんの事何も知らへんみたいやね?
ともあれ、わたしのその解答にやや渋々ながらも納得したキャシー統括官は、再びモニターへと視線を向ける。
その渋る様子に、何か不満があるのかと問いかけてみると、なのはちゃんがこのお見合いに対して未だに気乗りしていない事に疑問を感じていたとの事で。
実際になのはちゃんはこのお見合いに関しては拒否していたんやし当然の反応をしているわけではあるんやけど……
だからと言って、ココで下手にキャシー統括官の機嫌を損ねるわけにもいかないのも事実。
そんなわけでとりあえず、まだ始まったばかりやし、もう少し盛り上がるまで待てばと伝えると、少し間をおいてキャシー統括官は頷いた。
流石に、まだ2人の様子に大きな変化が無い以上はまだ切り上げてもらいたくあらへんわけで。
2人の心の内を知る為にこのお見合いを承諾した部分もあるんやから、せめてそう言う部分が少しでも解るようになってもらわんと。
そんな風に焦るわたしの目の前のモニターでは、当人たちが次の話題へと会話を移していた……
せやけど、出だしから何とも雰囲気の悪い事で……
いくらイヤでも、そこまてイヤそうにせんでも良えのになぁ?
然るにこの否定的な態度は一体……
これがわたしの望む答えなのかそれとも……
まぁ何にせよ……
……もうちょっとお見合いらしくしてくれへんかなぁ? なのはちゃん。
『そ、そういえば高町教導官はどうして管理局に入ろうと?』
『入局した理由……ですか?』
『えぇ。差し支えなければ是非……』
『きっかけは、偶然だったんです』
『偶然……ですか?』
『はい。本当に偶然のきっかけだったんです』
『はぁ……』
『その偶然から、魔法を知る事になって、そして……』
『そして?』
『私にとって、掛け替えのない出会いをしたんです』
『掛け替えのない……出会い?』
『はい。その人と出会って、私の進みたい道が開かれたと言えるかも知れません』
『な、なるほど……』
『その人とは、色々あって離れたりもしたんですけど……、その後、再び大きな事件があって、その人と再開したんです』
『事件……ですか?』
『えぇ。色々とあって細かい事は言えませんけど。その事件で再開したその人や仲間たちと事件を解決した時に、気付いたんです』
『気付いた……ですか?』
『はい。私自身の魔法の意味と、進むべき道の答えを』
『それは、その人と関係するんですか?』
『そうですね。その人と共に歩みたいという気持ちもあったからだと思います。それと共に、自分の持っている力の意味と、使い方、導き方を決意する事が出来た事件でもあったと思います』
『なるほど』
『あの日、あの事件で色々と経験したから、私はこの場に居るのだと思います』
『そうですか……』
「なのは……」
「お~お~……嬉しそうに頬染めて」
「ねぇ、ティア。なのはさんの言う人ってひょっとして……」
「多分、フェイト隊長の事だと思う」
「……だよね」
「というか、フェイト隊長の反応がそう物語っているわけだし」
「だよね」
「何だかフェイトさん、本当に嬉しそうだね」
「うん。フェイトさん、幸せそう」
「まさに恋する乙女の表情やねぇ」
「なのはさんも、話す表情がそっくりですよね?」
「ホント、話してる様子がそっくりね」
「あら? 高町さんの言う人と言うのはハラオウン執務官の事なのかしら?」
「あ、はい。そうですけど」
「そう……」
「あの、どうかしましたか?」
「いえ、何でも。ただ、高町さんとハラオウン執務官とはどういう関係なのかしらと思って」
「どんなって……まぁ、古い親友ですね、わたしも含めて」
「どの割には2人の様子がおかしいみたいだけど……」
「……否定はしませんけど、本人は否定してますし」
「そう。だったら良いのだけど」
「どうかしたんですか?」
「いえ、高町さんが相変わらず乗り気じゃないのが気になったのでね」
「なるほど」
「でもまだ始まったばかりですし」
「もう少し盛り上がるまで待ってみてはいかがですか?」
「……それもそうね」
「ふぅ……ホンマ、どうなる事やら、このお見合い」
なかなか喰い付かないなのはちゃんに対して、お見合い相手の男性は話題を転換するためになのはちゃんが魔導師になったその理由と動機を尋ね出した。
その問いに対して、なのはちゃんはゆっくりと説明を始めた。
魔法に出会って、魔法を知って、そして出会った1人の女の子。
その時の出会いがなのはちゃんの運命を変えた。
そこから、色々とあってその時の事件は解決されて。
次の事件で共に戦って、共に事件を解決するために、一つの目的の為に頑張った2人。
その時の悲しい事件をきっかけに、進むべく道を見つけたなのはちゃんは、こうして魔法の世界に本格的に進み、後進の人達の為に教導隊としての道を進んできた。
そんななのはちゃんの言葉に、相手の男性は戸惑いを隠せずにいた。
まぁ、話してる間のなのはちゃんの恋する乙女な表情を見れば誰でもそう思うけど。
そしてこっちはこっちでなのはちゃんのそんな話に嬉しそうな恋する乙女と化したフェイトちゃんが……
いやもう、ホンマに2人ともいい加減に自分たちの感情に気付いてくれへんかな?
そう思わずにはいられないほどやった。
一方、なのはちゃんがあえて当人を口にしなかった事に対して、フォワードの4人はその女の子の存在がフェイトちゃんだと言う事に気付いた。
まぁ、2人の昔の話を知っている以上、すぐに察知出来るのは当然やろうね。
そして、それと共にフェイトちゃんが恋する乙女な様子になっている事も察したわけで。
自分の事を幸せそうに語るなのはちゃんに、フェイトちゃんはとても嬉しそうな表情をしていた。
そんな2人のそっくりな表情に、当然気付かないはずもないフォワードの4人とは違い、何も知らないキャシー統括官はなのはちゃんとフェイトちゃんの関係に疑問符を浮かべる。
流石にココまでのフォワードの子達の会話と、そしてわたしの反応を見ればそんな疑問符を浮かべるのは当然の事でもあるわけで。
とはいえ、これまでのバカップル2名の反応を知っているわたしは、キャシー統括官に古くからの親友ではあるけど、そういう関係では無い事を伝えた。
というか、キャシー統括官ってなのはちゃんとフェイトちゃんの事何も知らへんみたいやね?
ともあれ、わたしのその解答にやや渋々ながらも納得したキャシー統括官は、再びモニターへと視線を向ける。
その渋る様子に、何か不満があるのかと問いかけてみると、なのはちゃんがこのお見合いに対して未だに気乗りしていない事に疑問を感じていたとの事で。
実際になのはちゃんはこのお見合いに関しては拒否していたんやし当然の反応をしているわけではあるんやけど……
だからと言って、ココで下手にキャシー統括官の機嫌を損ねるわけにもいかないのも事実。
そんなわけでとりあえず、まだ始まったばかりやし、もう少し盛り上がるまで待てばと伝えると、少し間をおいてキャシー統括官は頷いた。
流石に、まだ2人の様子に大きな変化が無い以上はまだ切り上げてもらいたくあらへんわけで。
2人の心の内を知る為にこのお見合いを承諾した部分もあるんやから、せめてそう言う部分が少しでも解るようになってもらわんと。
そんな風に焦るわたしの目の前のモニターでは、当人たちが次の話題へと会話を移していた……
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