帰ってきたなのフェイSSが一番!!
モフモフ♪
| HOME |
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
第54話「偽りという名の真実その54(SIDE:H)」
さてさて、いよいよお見合い本番到来♪
なのはちゃんとフェイトちゃんにとっては予想外の展開やろうけど仕方あらへん。
この日の為に散々動き回ったんやから。
これはわたしにとって最後の作戦。
さぁ、しっかりお見合いしてもらうよ? 2人とも……
「ななななな何で!? 何でフェイトちゃんがココに居るの!?」
「そ、それは私の台詞だよ!? 相手の人が少し遅れているって聞いていたのにまさかなのはが来るなんて……」
「い、一体どういう事なの!? はやてちゃん!!」
「そうだよ!! アレックスとランディはどうしたの!?」
「そんなん決まってるやろ? つまりはそういう事やよ」
「そういう事ってどういう意味!?」
「ま、まさか始めから私となのはをお見合いさせようとしていたの!? はやては!!」
「ざっつらいと~♪」
「そ、そんな楽しそうに言わないでよ……」
「か、母さんもそうならそうと言って下さい。こんな、人をだます様なやり方……」
「あら? 本当の事を言ったら貴女、お見合いを断っていたでしょう?」
「当たり前です!!」
「なのはちゃんの場合は誰であろうと断ろうとするやろうからね。せやからわたしが勝手に引き受けたんよ」
「うぅ……まさかこんな裏があったなんて……」
「まぁ、大元ははやてさんの作戦なのだけど」
「「はやて(ちゃん)!!」」
「さて、主役も到着した事やし、早速お見合いを始めよか~♪」
「ちょ、待ってよはやてちゃん!!」
「そうだよ!! 私達はまだ納得していないよ!?」
「納得してようがしてまいがお見合いすると引き受けたんは2人やろ? それやったら大人しく受けぇ」
「ひ、卑怯だよそんなの……」
「そうだよ。そんな詭弁を使うなんて……」
「卑怯詭弁大いに結構。ともかく始めるよ~?」
「うぅ……そんなぁ……」
「ホントにヒドイよ……」
「ほれ、グチグチ言ってんと早く座り。始められへんやろ?」
「うぅ……」
「フェイトも一旦座りなさい」
「……はぃ」
「さてと、そしたら主役も揃った事ですし、始めるとしましょ、キャシー統括官」
「そうね。それじゃあ始めるとしましょう」
「じゃあ、まずはお互いの自己紹介からね。ほらフェイト、ちゃんと自己紹介しなさい」
「じ、自己紹介も何も、ココに居る皆は全員私の事を知っているはずですけど……」
「フェイト?」
「は、はい」
「上官命令よ?」
「うぐ……」
「なのはちゃんもちゃんと自己紹介するんよ~? でないと……」
「ひ、卑怯だよはやてちゃん……」
「さぁ、フェイト。始めなさい」
「……はぃ」
部屋へと辿り着いたなのはちゃんは、それはもう驚いていた。
もっとも、それは当然の事なんやけど。
何しろ、お見合い相手であるアレックス君が居ない上に、目の前にはフェイトちゃんが居るんやから。
そしてそれはもちろん、フェイトちゃんにも言える事なわけで。
当然フェイトちゃんも動揺と戸惑いを見せているわけで。
うんまぁ、概ね予想通りの反応やね、コレは。
むしろそのまま過ぎるってどうなんやろうね?
少しはひねりを……ってこの2人にソレを求めるのは酷か。
ともかく、一頻り驚いた2人は、当然が如く次の行動……即ち、疑問を投げつけるべくわたしへと矛先を変えてきた。
本来なら2人ともアレックス君とランディ君がお見合い相手のはずやのに、どうして2人が居なくて自分たちが対面しているのかについて、かなり不安に感じているみたいやね。
せやけどわたしは、そんな2人の疑問にかる~く答えてあげる事にした。
なのはちゃんはその意図が掴めてへんみたいやけど、フェイトちゃんは流石執務官と言うべきか、わたしの真の目的に気付いたみたいや。
即ち、今回のお見合いの本当の主役はなのはちゃんとフェイトちゃんやと言う事。
正解したフェイトちゃんに対して、軽やかに答えてあげるとなのはちゃんが真相を知ってガックリと項垂れてしまう。
でまぁ、こうなってくると次の疑問が生まれてしまうのは当然の流れ。
即ち、リンディさん達も共犯者であると言う疑問である。
当然リンディさんは本当の事を言うてへんのやから、フェイトちゃんも不満一杯やろう。
とはいえ、本当の事を言えば間違い無く、フェイトちゃんはお見合いを断ったはず。
何しろなのはちゃんとのお見合いなどという、フェイトちゃんにとっても前代未聞な事をすれば困惑するんは当然の事なわけで。
結果、リンディさんにそう言われて当たり前だと叫んでしまうフェイトちゃんが居るわけで。
その一方で、なのはちゃんは普通のお見合い話ですら断るタイプなんやから、本当の事を言えばさらに否定するのもまた道理。
それ故に、わたしが勝手に引き受けた事にしておいたわけで。
もっとも、2人ともキャシー統括官がお見合い話を持ち掛けてからわたしがこの作戦を思い付いたと思っていたみたいでやけど。
目の前では、あまりのショックにガックリと項垂れる2人の姿があるんやけど、そんな2人に自分の立案では無いと、2人に対してキャシー統括官は何故か弁明をしだしてしまう。
まぁ、別にその事を言われても気に留める事でもないんやけど。
ただまぁ、当然2人からすれば結局はわたしの立案だと言う事を知ったわけなんやから、わたしを睨まずにはいられへんのも仕方の無い事。
そんな2人からの怒りの感情を軽く流すかのように、わたしは本題であるお見合いを開始しようとキャシー統括官とリンディさんに声を掛ける。
当然、全く納得のいっていない2人は必死で抵抗を続けようとする。
せやけど、わたしには切り札がある。
そう、それは結局のところ、2人とも今回のお見合いを引き受けたという事実には変わりが無いと言う事。
事の真相がどうあれ、引き受けた以上はちゃんとお見合いせんとあかんよ~?
そんなわたしの言葉に対して、卑怯だの詭弁だのと文句を言う2人の言葉を軽く流して、わたしは再び始める事を宣言する。
全く聞く耳持たずなわたしに対して、すっかり嘆いてしまうなのはちゃんに、それでもわたしは心を鬼にして席に座るように促した。
いい加減、言う事聞いてもらわんと話も進まんわ、まったく……
一方のフェイトちゃんも、リンディさんに促されて渋々ながら席に座ったわけで。
これでようやく準備が整ったので、わたしはキャシー統括官にお見合いを始めようと伝える。
そんなわたしの言葉に、お見合いを始めると宣言するキャシー統括官。
その言葉を皮切りに、早速リンディさんがわたしの段取り通りに行動を起こした。
まず始めに、2人に自己紹介をさせるという当然の流れから始めさせる事になったわけなんやけど、ココに居るメンバーはみんな互いに顔見知りであり、別段紹介する必要はあらへん。
しかもその相手がなのはちゃんなんやからなおさらの事。
その事はフェイトちゃんも当然承知しているわけで、どうして今さらする必要があるのかとリンディさんに訴え始めた。
そんなフェイトちゃんに、リンディさんはこれもまたわたしの作戦通りの発言を返すのである。
即ち、上官命令と言う管理局局員にとって最も重い一言で一蹴したのである。
こういう場でそういう事を持ち出す事自体、本来ならおかしいかも知れへん。
せやけど、ココに来るまでに2人に対してそう脅し続けてきた効果がしっかりと活きているのか、フェイトちゃんは口淀んでしまった。
そんなフェイトちゃんの姿を見て心配そうにするなのはちゃんに、わたしはなのはちゃんも同じである事を自覚させる為に視線をフェイトちゃんからなのはちゃんに変えて声をかける。
もしも守らなかった場合はどうなるのかと。
その言葉にまたも卑怯だと言うなのはちゃんを無視して、わたしは再びフェイトちゃんの方へと視線を向ける。
それと同時に、リンディさんはフェイトちゃんに告げた。
自己紹介を始めるようにと。
これでようやく今回の作戦が始まった。
後は作戦通りに事を進めて行くだけ。
さぁて、覚悟しぃや? 2人とも……
なのはちゃんとフェイトちゃんにとっては予想外の展開やろうけど仕方あらへん。
この日の為に散々動き回ったんやから。
これはわたしにとって最後の作戦。
さぁ、しっかりお見合いしてもらうよ? 2人とも……
「ななななな何で!? 何でフェイトちゃんがココに居るの!?」
「そ、それは私の台詞だよ!? 相手の人が少し遅れているって聞いていたのにまさかなのはが来るなんて……」
「い、一体どういう事なの!? はやてちゃん!!」
「そうだよ!! アレックスとランディはどうしたの!?」
「そんなん決まってるやろ? つまりはそういう事やよ」
「そういう事ってどういう意味!?」
「ま、まさか始めから私となのはをお見合いさせようとしていたの!? はやては!!」
「ざっつらいと~♪」
「そ、そんな楽しそうに言わないでよ……」
「か、母さんもそうならそうと言って下さい。こんな、人をだます様なやり方……」
「あら? 本当の事を言ったら貴女、お見合いを断っていたでしょう?」
「当たり前です!!」
「なのはちゃんの場合は誰であろうと断ろうとするやろうからね。せやからわたしが勝手に引き受けたんよ」
「うぅ……まさかこんな裏があったなんて……」
「まぁ、大元ははやてさんの作戦なのだけど」
「「はやて(ちゃん)!!」」
「さて、主役も到着した事やし、早速お見合いを始めよか~♪」
「ちょ、待ってよはやてちゃん!!」
「そうだよ!! 私達はまだ納得していないよ!?」
「納得してようがしてまいがお見合いすると引き受けたんは2人やろ? それやったら大人しく受けぇ」
「ひ、卑怯だよそんなの……」
「そうだよ。そんな詭弁を使うなんて……」
「卑怯詭弁大いに結構。ともかく始めるよ~?」
「うぅ……そんなぁ……」
「ホントにヒドイよ……」
「ほれ、グチグチ言ってんと早く座り。始められへんやろ?」
「うぅ……」
「フェイトも一旦座りなさい」
「……はぃ」
「さてと、そしたら主役も揃った事ですし、始めるとしましょ、キャシー統括官」
「そうね。それじゃあ始めるとしましょう」
「じゃあ、まずはお互いの自己紹介からね。ほらフェイト、ちゃんと自己紹介しなさい」
「じ、自己紹介も何も、ココに居る皆は全員私の事を知っているはずですけど……」
「フェイト?」
「は、はい」
「上官命令よ?」
「うぐ……」
「なのはちゃんもちゃんと自己紹介するんよ~? でないと……」
「ひ、卑怯だよはやてちゃん……」
「さぁ、フェイト。始めなさい」
「……はぃ」
部屋へと辿り着いたなのはちゃんは、それはもう驚いていた。
もっとも、それは当然の事なんやけど。
何しろ、お見合い相手であるアレックス君が居ない上に、目の前にはフェイトちゃんが居るんやから。
そしてそれはもちろん、フェイトちゃんにも言える事なわけで。
当然フェイトちゃんも動揺と戸惑いを見せているわけで。
うんまぁ、概ね予想通りの反応やね、コレは。
むしろそのまま過ぎるってどうなんやろうね?
少しはひねりを……ってこの2人にソレを求めるのは酷か。
ともかく、一頻り驚いた2人は、当然が如く次の行動……即ち、疑問を投げつけるべくわたしへと矛先を変えてきた。
本来なら2人ともアレックス君とランディ君がお見合い相手のはずやのに、どうして2人が居なくて自分たちが対面しているのかについて、かなり不安に感じているみたいやね。
せやけどわたしは、そんな2人の疑問にかる~く答えてあげる事にした。
なのはちゃんはその意図が掴めてへんみたいやけど、フェイトちゃんは流石執務官と言うべきか、わたしの真の目的に気付いたみたいや。
即ち、今回のお見合いの本当の主役はなのはちゃんとフェイトちゃんやと言う事。
正解したフェイトちゃんに対して、軽やかに答えてあげるとなのはちゃんが真相を知ってガックリと項垂れてしまう。
でまぁ、こうなってくると次の疑問が生まれてしまうのは当然の流れ。
即ち、リンディさん達も共犯者であると言う疑問である。
当然リンディさんは本当の事を言うてへんのやから、フェイトちゃんも不満一杯やろう。
とはいえ、本当の事を言えば間違い無く、フェイトちゃんはお見合いを断ったはず。
何しろなのはちゃんとのお見合いなどという、フェイトちゃんにとっても前代未聞な事をすれば困惑するんは当然の事なわけで。
結果、リンディさんにそう言われて当たり前だと叫んでしまうフェイトちゃんが居るわけで。
その一方で、なのはちゃんは普通のお見合い話ですら断るタイプなんやから、本当の事を言えばさらに否定するのもまた道理。
それ故に、わたしが勝手に引き受けた事にしておいたわけで。
もっとも、2人ともキャシー統括官がお見合い話を持ち掛けてからわたしがこの作戦を思い付いたと思っていたみたいでやけど。
目の前では、あまりのショックにガックリと項垂れる2人の姿があるんやけど、そんな2人に自分の立案では無いと、2人に対してキャシー統括官は何故か弁明をしだしてしまう。
まぁ、別にその事を言われても気に留める事でもないんやけど。
ただまぁ、当然2人からすれば結局はわたしの立案だと言う事を知ったわけなんやから、わたしを睨まずにはいられへんのも仕方の無い事。
そんな2人からの怒りの感情を軽く流すかのように、わたしは本題であるお見合いを開始しようとキャシー統括官とリンディさんに声を掛ける。
当然、全く納得のいっていない2人は必死で抵抗を続けようとする。
せやけど、わたしには切り札がある。
そう、それは結局のところ、2人とも今回のお見合いを引き受けたという事実には変わりが無いと言う事。
事の真相がどうあれ、引き受けた以上はちゃんとお見合いせんとあかんよ~?
そんなわたしの言葉に対して、卑怯だの詭弁だのと文句を言う2人の言葉を軽く流して、わたしは再び始める事を宣言する。
全く聞く耳持たずなわたしに対して、すっかり嘆いてしまうなのはちゃんに、それでもわたしは心を鬼にして席に座るように促した。
いい加減、言う事聞いてもらわんと話も進まんわ、まったく……
一方のフェイトちゃんも、リンディさんに促されて渋々ながら席に座ったわけで。
これでようやく準備が整ったので、わたしはキャシー統括官にお見合いを始めようと伝える。
そんなわたしの言葉に、お見合いを始めると宣言するキャシー統括官。
その言葉を皮切りに、早速リンディさんがわたしの段取り通りに行動を起こした。
まず始めに、2人に自己紹介をさせるという当然の流れから始めさせる事になったわけなんやけど、ココに居るメンバーはみんな互いに顔見知りであり、別段紹介する必要はあらへん。
しかもその相手がなのはちゃんなんやからなおさらの事。
その事はフェイトちゃんも当然承知しているわけで、どうして今さらする必要があるのかとリンディさんに訴え始めた。
そんなフェイトちゃんに、リンディさんはこれもまたわたしの作戦通りの発言を返すのである。
即ち、上官命令と言う管理局局員にとって最も重い一言で一蹴したのである。
こういう場でそういう事を持ち出す事自体、本来ならおかしいかも知れへん。
せやけど、ココに来るまでに2人に対してそう脅し続けてきた効果がしっかりと活きているのか、フェイトちゃんは口淀んでしまった。
そんなフェイトちゃんの姿を見て心配そうにするなのはちゃんに、わたしはなのはちゃんも同じである事を自覚させる為に視線をフェイトちゃんからなのはちゃんに変えて声をかける。
もしも守らなかった場合はどうなるのかと。
その言葉にまたも卑怯だと言うなのはちゃんを無視して、わたしは再びフェイトちゃんの方へと視線を向ける。
それと同時に、リンディさんはフェイトちゃんに告げた。
自己紹介を始めるようにと。
これでようやく今回の作戦が始まった。
後は作戦通りに事を進めて行くだけ。
さぁて、覚悟しぃや? 2人とも……
スポンサーサイト
<<第55話「偽りという名の真実その55(SIDE:H)」 | ホーム | 第53話「偽りという名の真実その53(SIDE:H)」>>
Comments
Comment Form
| HOME |